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高梨沙羅スーツ規定違反で失格の理由特定!「FIS男子検査員の異常な介入事実判明」

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北京五輪の新種目であるジャンプ混合団体で7日、高梨沙羅選手をはじめとして、4カ国計5選手がスーツ規定違反として記録を取り消されました。高梨選手はスーツの太もも部分が規定寸法の許容差である体からプラス2~4センチの規格より2センチ大きかったことで失格になりました。

飛んだあとからなぜ取り消すのか、失格の5人がすべて女子選手で個人戦の時と同じスーツだったのに失格とはなぜ?おかしい!などの疑惑が各方面から持ち上がっています。

これに対し高梨沙羅選手の発言をはじめとして決定的な新事実が明らかになりました。失格者続出の原因はなにか?真相を明らかにしていきます。

高梨沙羅失格の概要

引用元:ヤフーニュース

 北京五輪のノルディックスキー・ジャンプの新種目、混合団体は7日、日本の高梨沙羅(クラレ)が1回目に失格となるなど、4カ国計5選手が規定違反として記録を取り消された。日本は1回目の8位から追い上げ、4位。高梨は、スーツの太もも部分が規定寸法の最大許容差(女子は体からプラス2~4センチ)より2センチ大きかったとされた。
写真は高梨沙羅選手1回目ジャンプの滑走中です。
高梨沙羅選手は1回目ジャンプで103メートルと会心の大ジャンプを飛びました。その後に突然の悲劇が見舞います。
スーツの太もも部分が規定寸法の最大許容差(女子は体からプラス2~4センチ)より2センチ大きかったとして失格にされてしまいます。

高梨沙羅スーツ規定違反おかしい!なぜ?

スキージャンプスーツの規定はどうなっているかを示します。

ももの部分がダブつくと股下のスーツの表面積が広がって水かきのようになり、浮力に影響するため、できるだけももにぴったりになるように規定が決められています。

ダブつく量の規定は女子の場合2~4センチです。選手はジャンプの前に体をウォーミングアップすることで、ももの筋肉が膨張しスーツともものサイズが規定に収まるようになるそうです。

今回のジャンプ場は1600メートル以上の高地にあり気温も氷点下15度以下の極寒の環境下、乾燥で体の水分が失われて筋肉が膨張するどころか萎縮しやすいといいます。そんな中ではいつものスーツでも体の準備が十分ではなかった(筋肉の膨張不足)のではとの推測も一部にあります。

それにしても出場10か国中4か国、しかも女子選手5人だけというのはまったく不思議としか言いようがありません。それも抜き取りで検査なので、全員を同じやり方で計ったら倍の10人以上の女子選手が失格とされてしまったかもしれないのです。

これまでW杯で何回も戦いを重ねてきて今回のようなことはなかっただけに、北京五輪で特別なことが起きてしまったと考えても不思議ではありません。

開催国の中国の女子選手はどうだったのでしょう?知りたいところです。

高梨沙羅スーツ規定違反「順位から探る中国の陰謀の可能性は?」

中国の陰謀説が出るのは無理からぬ背景があります。

スピードスケート女子1500mに出場した高木菜那は終盤に中国選手と重なるように接触しました。高木選手にレーンの優先権があったのに、スムーズにレーンを入れかわれなかったので減速してしまい結果は8位と惨敗しました。

スピードスケート・ショートトラックでは、混合リレーや男子1000メートルなどで、中国選手に有利な判定が相次いで、各国から抗議が出ています。

これらはすべて中国の審判員ということではないので、ISU(国際スケート連盟)が主催国の中国に忖度しているという証拠でしょう。

今回のスキージャンプ混合団体でもFIS(国際スキー連盟)がスーツ規定の検査員を通して中国に忖度したのでしょうか?

スキージャンプ混合団体の1回目ジャンプが終わった時点で、中国は10か国中10位と最下位です。いくら順位をひっくり返そうとしても何かの手を使って10位からメダル圏内に上げるのは無理があります。

実際、最終順位でも中国は10位と最下位は変わりませんでした。

メダルに届きそうなところでのせめぎあいに中国がいたら可能性がありますが、最下位の10位ではいくら中国でもあきらめていたに違いありません。審判員やスーツ検査員も10位の国に対しては忖度しても無駄というものです。

したがって、中国を上位に押し上げるための中国の陰謀説はないと判断していいと思います。

高梨沙羅スーツ規定違反「順位から探るロシアの陰謀はあるか?」

順位を眺めることによりロシアの陰謀あるのではという興味深い示唆が浮かんできます。

1回目のジャンプ直後、スーツ規定違反の結果が出る前の順位です。

失格前の1回目順位です。
1位スロベニア
2位日本
3位ノルウェー
4位ROC(ロシア五輪委員会)
5位カナダ
6位ポーランド
7位オーストリア
8位チェコ
9位ドイツ
10位中国

もし、4位のロシア(ROC)がメダル圏内に入ろうとすると、邪魔になるのは1位スロベニア、2位日本、そして3位ノルウェーの3か国です。

3か国すべてを落としたのでは疑惑が膨らんで自分の首を絞めかねません。かといって1か国ではぎりぎり3位に滑り込みで、後続のカナダの結果いかんではひっくり返されて4位に舞い戻りです。

そこで1位のスロベニアはそのままにしておいて2位の日本と3位のノルウェーを引きずり降ろそうと考えても不思議はないでしょう。

上位2か国だけ落としたのでは不自然なので、下位グループのオーストリアとドイツも巻き添えにしてバランスを取った可能性があります。しかもロシアは最近中国と緊密な関係を築いているので、中国を通して操作したとも考えられます。

最終的にロシアは2位に浮上します。

最終順位
1位スロベニア
2位ROC(ロシア五輪委員会)
3位カナダ
4位日本
5位オーストリア
6位ポーランド
7位チェコ
8位ノルウェー
9位ドイツ
10位中国

ただ、決定的な証言や証拠は挙がっていませんので、可能性の範囲に留めておきます。

高梨沙羅ら女子選手5人失格は「FIS男子検査員異常介入の犠牲!」

決定的と思われる言動が出てきました。ヤフーニュースを引用します。

混合団体ならではの事態でもあった。通常、W杯では国際スキー連盟(FIS)の男性検査員(フィンランド人)が男子、女性検査員(ポーランド人)が女子の検査をしている。この日もそれぞれの検査を担当した。関係者によると、男性検査員から女性検査員にチェックの甘さが指摘され、いつもより厳しく取り締まられたという。そのため、失格者は全員女子だった。

「男性検査員から女性検査員にチェックの甘さが指摘され、いつもより厳しく取り締まられたという。そのため、失格者は全員女子だった。」

なんとW杯と違っていきなり厳しくチェックしたというのです。その厳しさが度を過ぎていたということでしょう。それも抜き取りなので不公平さを助長します。その不幸な犠牲者が4か国5人の女子選手ということになってしまいました。

 

日本:高梨沙羅選手(25)
オーストリア:イラシュコシュトルツ選手(39)
ドイツ:アルトハウス選手(26)
ノルウェー:ストロン選手(24)
ノルウェー:オップセット選手(23)

失格前2位の日本は女子最強の高梨選手を落としておけば安心、ノルウェーは2人落としておかなければ安心できないとどこかの国が考えてストロン選手とオップセット選手となったと考えるのはうがちすぎでしょうか?

検査のレベルを変えるのであれば、事前にW杯とは違うレベルに変えるからそのつもりで準備するように通告すべきです。選手はW杯と同じでよいと思って当然です。

検査員が反論しています。

チェック担当者
これに対し、ジャンプ競技の器具チェック担当者は、ノルウェーのメディアに「スーツの測定方法は何があっても同じでなければならない」と、通常どおりのスーツチェックだったことを語っている。
この反論は様々な状況からもはや説得力を持ちません。

高梨沙羅ら女子選手に男子検査員が過剰な口出しで失格にした手口

女子アルトハウス選手がスーツ規定違反で失格となったドイツは、原因を特定したと言っています。通常はいないはずの男性検査員が女子選手の測定に突然介入し、大混乱を招いたと断定しています。

高梨沙羅ら女子5人は個人戦で失格にならなかったのになぜ!の不可解

5日に実施された女子個人戦で5人が着ていたスーツは今回の団体戦と同じでした。それにもかかわらず個人戦では失格になっていなくて、団体戦で失格になったことが最大の謎です。

この理由についてドイツのレジェンドの一人、2002年ソルトレークシティー五輪団体金メダリストのスベン・ハンナバルト氏は「女子のスーツ測定に男子担当者が〝介入〟した」と発言しています。

引用元:ヤフーニュース

 この男性担当者は、非常に厳格な測定で知られるフィンランド人のミカ・ユッカラ氏。ハンナバルト氏は「(測定で)女子には違うやり方があったようだが、それはシーズンを着実に進めるためなのだろう。ユッカラがルール厳守を示すのはいいことだが、よりによって五輪でこの厳しさは…。女子選手にとって厳しすぎた。試合の1日か2日前に、ユッカラが『自分のガイドラインに従って適切にコントロールする』と、女性たちに伝えるべきだった。あるいは、女子には女性のコントローラーがつき、ユッカラはいつも通り男子をコントロールすべきだった」と猛批判した。
男性検査員はフィンランド人のミカ・ユッカラ氏であることがわかりました。
「よりによって五輪でこの厳しさは…。女子選手にとって厳しすぎた」という感想です。
ユッカラが関わるのなら前もって『自分のガイドラインに従って適切にコントロールする』と、女性たちに伝えるべきという見解です。
むしろ女子選手は女性の検査員が担当し、ユッカラは男子選手のみに専念すべきというのが正しい対応というものでしょう。

高梨沙羅を失格に陥れた男子検査員ユッカラの大罪

高梨沙羅選手をはじめ女子選手5人を失格に追い込み、ジャンプ混合団体戦を混乱させた張本人ユッカラ氏についてヤフーニュースが伝えています。
 ユッカラ氏に対しては、3月までコントローラーを担当していた前任者のジョセフ・グラッツァー氏も痛烈に批判。ドイツ紙「ティロラー・タゲズゼイトゥン」に「あれは大失敗だ。ユッカラはある日突然、すべてを変えてコントロールしようとして、仕事を違った形で行おうとしている印象がある。僕にとって、今の彼は試合場に立つべき人間ではない。ミスがあったんだ」と怒りをぶちまけている。
「あれは大失敗だ。ユッカラはある日突然、すべてを変えてコントロールしようとして、仕事を違った形で行おうとしている印象がある。僕にとって、今の彼は試合場に立つべき人間ではない。ミスがあったんだ」
男子検査員の前任者による痛烈な批判です。このような人物にオリンピックの大舞台を担当させたFIS(国際スキー連盟)はどう落とし前をつけるつもりなのでしょう。

男子検査委員の介入のままに検査した女子検査員は”アガ”

高梨沙羅ら女子選手のスーツ検査を担当したのはポーランド人のアグニエスカ・バチコフスカ機材検査官で、通称”アガ”と呼ばれている人です。当然FIS(国際スキー連盟)から派遣されていますが、スキージャンプの経験はないそうです。
FISに採用された2011年にアガは職業理念を次のように語っています。
「自分自身はスキージャンプの経験はないが、何とかFIS職員になった。選手であったならば、その経験は間違いなく生きるが、この仕事を遂行するための必要不可欠な条件ではない。このスポーツを愛し、完全な知識を持っていれば、元選手と同じレベルの仕事をできる。選手でないことが原因で不足している要素は、全て補える」
引用元:中スポ
「スキージャンプの選手経験はないものの、このスポーツを愛しているし、完全な知識を持つことに努めており、自分としてはちゃんとした仕事ができることに自信を持っている」という考え、信念の持ち主のように思えます。
では周りの関係者は彼女をどう捉えていたかです。アガがFISに入った10年前はスキージャンプ界は女性検査員は珍しかったそうです。
「最初は、みんなが『この女はここで何をやってるんだ?』という感じだった。実際に『かわい子ちゃん、スキージャンプの何を知ってるんだい?』みたいな思い込みが存在した」
引用元:中スポ
男性中心の社会だったのでしょう、女性に検査員が務まるのかと軽く見られていたようです。
引用元:中スポ
 そのため、同コーディネーター自身が、女性としてスキージャンプ界を一新する使命を感じたという。「その思い込みこそ、変えられなければならないものだった。このスポーツ界で、女性の存在がより大きくなれば人々の意識も変化するだろうし、男性が支配する集団の雰囲気を変えられるのは女性だとも思った」。
「女性の存在を大きくして人々の意識を変えていきたい、男性支配集団のスポーツ界を変えられるのは女性だ」と女性としてスキージャンプ界を一新する使命を感じて仕事していたででしょう。
それならなぜ今回のスーツ検査時に男子検査員ユッカラ氏の介入を許し、その影響下でこれまでの自分のやり方を変更していわれるままの方法を実行してしまったのか?その責任はユッカラ氏同様重大です。

女子検査員アガの顔画像と主張【追記】

スーツ検査をしたポーランド人審判員のアガ・ボンチフス氏です。
次にアガ審判員の主張です。
アガ検査員の発言を整理します。
「私の仕事はルールを守ることです」
「肉眼で見ても明らかで、1cm、2cmの問題ではありません」
「失格を伝えなければならないのは本当に難しいことです」
「しかもオリンピックという大舞台で」
これらの発言だけだといかにもまともにしっかり仕事をしている人のように思えます。
ただ、指摘されている男性検査員の介入、個人戦では規定違反選手がいなかった、女子選手たちからの指摘事項等については一切答えていません。

男性検査員は女子選手検査への介入を完全否定【追記】

高梨沙羅ら女子選手の検査に介入した男性検査員ポーランド人のアグニエスカ・バチコフスカ氏の主張です。

男性検査員バチコフスカ氏の発言を整理します。

「失格はすべてアガ・ボンチフスカ(女性検査員)によって明らかにされたことだ」
「私はそのことはまったく何の関係もない」

自分が高梨沙羅選手たち女子選手のスーツ検査に介入していないと全否定しています。男性検査員が女子選手のスーツ検査に介入したことは多くの人から指摘されていることであり、まったく信頼性がない発言だと思います。

失格になった各国女子選手と監督の反論

1回目ジャンプ失格のノルウェーのストロン選手は「スーツの検査方法に戸惑った」「これまでの検査方法と違い少し奇妙だった」と話しています。

同じく1回目ジャンプ失格のドイツのアルトハウス選手の発言です。

 4年に一度の夢の舞台で、まさかの結果に終わった選手たち。同違反には多くの選手や監督が不満を示している。地元ドイツのスポーツ通信社『Sport Informations Dienst』によれば、アルトハウスは、「五輪で2種目が出来て嬉しかった。だけどFIS(国際スキー連盟)が、全てを台無しにした。彼らは女子スキージャンプを駄目にしている。何がしたかったのか分からない」と涙ながら訴え、こう続けた。

ドイツのアルトハウス選手は「FIS(国際スキー連盟)が、全てを台無しにした。彼らは女子スキージャンプを駄目にしている。何がしたかったのか分からない」と涙ながら訴えたと伝えています。

次は同じく失格となったノルウェーのシリエ・オップセット選手です。

 ノルウェー女子代表で失格となったシリエ・オプセト選手も、同国のメディアに「審査員はまったく異なる方法で(スーツを)測定した」と証言。各国から、測定方法に疑問の声があがっている状況だ。
ノルウェーのシリエ・オップセット選手が「審査員はまったく異なる方法で(スーツを)測定した」と証言しています。
 同じく失格となったノルウェーのオプセットは、同国のVG紙に「連中は完全に違ったやり方の新しい手順で(スーツを)検査した。これまで経験していたのとは違うように立つよう命じられた」と内幕を吐露。同国のストロムも「ちょっとおかしい。これまでの検査方法に従っていなかった」と同調した。
同じくオップセット選手の証言です。「完全に違ったやり方の新しい手順で(スーツを)検査した。これまで経験していたのとは違うように立つよう命じられた」。これだと必然的にスーツがももの部分で緩んでしまい、規定オーバーになってしまうやり方かもしれません。
 ノルウェーのブラーテン監督は「本当に、言葉にならない。アスリートたちの心の痛みはいかばかりか。なぜ失格は女子選手だけなんだ? われわれのスポーツにとって、不幸な悲しい一日になった」と語った。
なぜ失格は女子選手だけなんだ? われわれのスポーツにとって、不幸な悲しい一日になった
無念さが伝わってきます。

高梨沙羅選手が検査の実態を暴露【追記】

全日本スキー連盟が高梨沙羅選手に今回のスーツ検査の実情について聞き取りを行いました。

全日本スキー連盟からの聞き取りに高梨沙羅選手が答えた発言を整理します。
「検査方法がいつもと違った」
「今までのW杯と測り方が違った」
「(通常と違い)バンザイするようもとめられた」
「通常はスパッツをはいたまま太ももを測定されるが、違反となった際にはスパッツを脱がされた
「腕も通常は体から30cm離した位置まで広げて検査を受けるがー」
やり直しを求めたものの受け入れられなかった
スーツ検査がこれまでのW杯とは明らかに異なる方法で実施されたと話しています。
しかも通常と違う検査方法に対し「やり直しを求めたものの受け入れられなかった」との証言は女子検査を担当したアガ検査員の主張とは相反する事実と判断できます。
高梨沙羅選手の回答に対し、全日本スキー連盟は国際スキー連盟に意見書を送ることにしたということです。単に“遺憾砲”に終わることなく海外のようにしっかりと不条理を主張して抗議してほしいと思います。

高梨沙羅ら女子選手5人のスーツ規定違反失格へ各国の抗議殺到

 仏放送局ユーロスポートは、高梨のW杯61勝という実績を紹介。ドイツのホルンガッハー監督は「全くクレージーだ。3人のプロフェッショナルな女子選手が失格になった。いつもワールド杯を勝っている3人(高梨、ドイツのアルトハウス、オーストリアのシュトルツ)がだ。それでいて、説明はなし。どうしてそんなことができるんだ?」と激怒。同局は「この問題は尾を引くに違いない」と報じた。

ホルンガッハー監督は「いつもワールド杯を勝っている3人(高梨、ドイツのアルトハウス、オーストリアのシュトルツ)が失格になった」と憤懣(ふんまん)やるかたなしの怒りようです。

FIS(国際スキー連盟)ツイッターへのツイートの様子です。

 「今日起こったことは非常に恥ずかしくてばかげている。女性は同じスーツで個人戦を飛んでいたのに。責任者は直ちに解雇されるべき」、「なんてひどい試合だ。ルールが不公平で不明確。すべてが混乱している!」などと困惑、糾弾する声が相次いだ。

高梨沙羅と日本メンバーの素晴らしいチームワーク

日本ジャンプ男子トップの小林陵侑選手が失格で失意に沈む高梨選手を優しく抱きしめました。

小林陵侑選手は1回目ジャンプの後、「この展開なら何があるかわからない」と言って皆を鼓舞します。チーム2番手の佐藤幸椰選手、3番手の伊藤有希選手もともに励ましあいます。

これに勇気をもらった高梨沙羅選手は「最後まで飛びます。何が起きるかわからないから」と気持ちを切り替えて2回目に臨みます。その表情には「やってやるぞ!」という強い決意が感じられます。

気持ちを切り替えて98メートルの文句なしのジャンプでした。

高梨沙羅がインスタでお詫びと感謝のメッセージ

高梨沙羅選手がインスタで今回の件についてお詫びと感謝のメッセージを出しました。

sara.takanashi日本チームを応援して下さっている全ての皆様

今回、私の男女混合団体戦での失格で日本チーム皆んなのメダルのチャンスを奪ってしまったこと、そして、今までチームを応援してくださった皆様、そこに携わり支えて下さった皆様を深く失望させる結果となってしまった事、誠に申し訳ありませんでした。

私の失格のせいで皆んなの人生を変えてしまったことは変わりようのない事実です。
謝ってもメダルは返ってくることはなく責任が取れるとも思っておりませんが今後の私の競技に関しては考える必要があります。それ程大変なことをしてしまった事深く反省しております。

そして、私のせいでメダルを取れなかったにも関わらず、最後の最後まで支え続けてくれた有希さん、幸榔さん、陵侑、そして日本チームのメンバーの皆さま、スタッフの皆さまには感謝してもしてきません。
こんな私を受け入れてくれて本当にありがとうございました。

この度は本当に申し訳ありませんでした。

高梨沙羅

この高梨沙羅の投稿に、鈴木大地さんのコメント
 鈴木氏は高梨の投稿に「この謝罪文を出されたところで、高梨選手のお人柄が伝わってくるな、と思いました」と明かした。その上で「恐らく本心は、ルールなんですけど、何でこんなところで失格したんだろうっていう気持ちもあると思うんです」と推測した。さらに今回、「5人ぐらい有力選手が失格していることで競技自体の魅力を半減させるような失格だったわけなんですけど、ルールをわかりやすくしていくべきだなと思います」などとし「本人は気にする必要はないと思いますし、お人柄伝わったので元気に胸を張って帰ってきて欲しいなと思います」とコメントしていた。
鈴木大地さんのコメントの要点です。
「高梨選手のお人柄が伝わってくるな」
「ルールをわかりやすくしていくべきだなと思います」
「本人は気にする必要はない」
「元気に胸を張って帰ってきて欲しいなと思います」
本当にそうですね!
北京五輪カーリング代表の吉田知那美がコメント
「沙羅ちゃんにはいつも勇気しかもらってないよ。深みのある人生を生きてる沙羅ちゃんを尊敬しています」
一般からも多くのコメントが
「日本の誇りだよ!!!!!」
「自分を責めないで笑顔で帰ってきてください」
「本当に感動したし、ありがとうって伝えたいです」

さいごに

最後にFIS(国際スキー連盟)はスーツ検査の方法・規格を含めて多くの人の様々な疑問に答えてほしい。高梨沙羅選手を含めて日本の、世界のジャンプ陣は今回のことにめげずに更なる前進をしてほしいと願います。
過去にレジェンドとして原田選手、舟木選手、葛西選手など中年になっても頑張った先輩がいる中、高梨沙羅選手も女子のレジェンドに向けて進化を遂げて活躍されることを心より願います。
さいごに、今回のスキージャンプ混合団体戦の混乱に端を発して、スキージャンプという競技そのものが受けたダメージは計り知れません。FIS(国際スキー連盟)はどう落とし前をつけて収め今後につなげるのか、世の中に答える課題が待っています。
インタレスト

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