10月8日九州新幹線の車内で放火未遂事件が発生しました。犯人は福岡市の無職、三宅潔（69）で逮捕されました。三宅潔容疑者は10月末に東京の京王線で起きたジョーカー男事件をまねようと思ったと供述しています。
放火未遂事件の発生時の状況と三宅潔容疑者の犯行に至ったいきさつを探っていきます。
三宅潔容疑者の九州新幹線放火未遂事件の発生状況
引用元：テレビニュース
10月8日午前８時40分過ぎ、九州新幹線下りの「さくら401号」8両編成が熊本駅を発車し新八代駅に向かってまもなく車内で放火未遂事件が発生しました。福岡市博多区の無職、三宅潔（69）が放火未遂容疑で逮捕されました。
三宅潔容疑者は熊本駅から乗車していて、発車5分ほどで新幹線車内の非常ブザーが鳴ったことで、三宅容疑者が乗り込んで直ぐに犯行に及んだことになります。
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三宅容疑者が新幹線車内の床に液体をまいてライターでレシートに火をつけて投げる様子が他の乗客によって撮影されています。
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幸い座席には難燃性の材料が使われていたため、火は燃え広がらずに終わり、乗客乗員140人にケガ等はありませんでした。
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三宅潔容疑者「京王線事件をまねた」犯行動機を供述
引用元：テレビニュース
三宅潔容疑者は警察に「京王線事件のまねをした」と供述しています。10月31日ハロウィーンの日にジョーカー男服部恭太容疑者が京王線で起こした放火刺傷事件です。三宅容疑者は京王線の刺傷事件とは違い、刃物は持っていませんでした。放火して自分も死のうと思ったのかもしれません。
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三宅容疑者は新幹線に乗る前に知人に手紙を出して語っています。
「俺はクタクタやし どうでもいいから」
「お別れやけん さようなら」
「遠くに行って死ぬ」
最近のシニアの中には孤独な人も結構いて、社会問題の一部を占めているという現実があります。三宅潔容疑者もその一人で、孤独に耐えられず世の中に絶望して人生を断とうとしたのかもしれません。
引用元：テレビニュース
知人が語った三宅容疑者からの手紙について
俺はクタクタで
もうどうでもいい
これ以上我慢が出来たいと
書かれていた
あまり話す相手もいなかったし
孤独な感じだったと思う
三宅容疑者の具体的な状況はわかりませんが、生活に疲れて夢も希望もないと思っていることを伺わせます。相談する相手もいなかったのでしょう。
三宅潔容疑者のような模倣犯による事件はこれからも発生する
引用元：テレビニュース
京王線刺傷事件の服部恭太容疑者は今年8月6日に起きた小田急線無差別刺傷事件をまねたと語っていました。今回の九州新幹線放火未遂事件で三宅潔容疑者は京王線の事件をまねたと供述しています。まさに模倣事件の連鎖です。
引用元：テレビニュース
今回の九州新幹線放火未遂事件では、車両の位置まで同じなのは偶然でしょうか。それとも意識してまねたのでしょうか。いずれも3号車で発生しています。
引用元：テレビニュース
いつも何の不安も感じることなく乗っている電車内での事件がこうも頻発すると、安心して電車に乗っていいのかをあらためて考えさせられます。今後も模倣事件は続く可能性ありの前提で国や交通機関の運営会社に対策を早急に取ってもらわないと不安を抱えながら電車に乗らなければならない、という状況は避けてほしいです。
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