PCで画像加工処理をする場合、簡単なことならWindowsアクセサリーに付属しているPaintで間に合います。
しかし、もう一工夫したくなる場合が出てきます。
それが画像と画像の連結です。
この画像連結機能はPaintにはありません。
GIMPは無料にもかかわらず多機能ですが、それほどの機能はなくても直感的に簡単に使える画像加工処理ソフトとして無料のJTrimがあります。
JTrimの便利な機能、画像連結について説明します。
画像加工処理にPaintよりJTrimがおススメの理由
画像加工処理にPaintよりJTrimをおススメする理由は2つあります。
1.ひと工夫したい時に使える機能が備わっていることです。
最初に挙げた画像連結機能に加えモザイクやグラデーションなど画像の効果(形)を変化させることができます。
2.画像をJPEGで保存する場合、Paintに比べて画像劣化を少なくすることができます。
Paintは保存品質が決まっているのに対し、JTrimはそれを指定できるのです。
もちろん、Paintならではの機能もあるので、それが必要な場合はJTrimと補い合って使うことになります。
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JTrimの画像連結機能とは
JTrimの画像連結機能について例を使って説明します。
JTrimのインストールは「窓の杜」や「Vector」などからダウンロードして行えます。
この画像はAndroidスマホのLINEのフォントサイズを設定する手順の画面です。
ここで必要なのは
・この画面が設定のディスプレイという画面であること
・フォントサイズ項目が選択できることが表示されていること
の二つです。
ということは、
・最上部分の「設定(歯車)」マークと「ディスプレイ」というタイトル
・赤枠で囲んだ「フォントサイズ」
の2つがあれば、その中間の項目はなくてもいいということです。
では、この目的に沿った画像が下図になります。
例えばこんな連結もできます。
まったく別のところから持ってきたAndroidとiPhoneの設定マークのスクリーンショットを横方向に連結しました。
片方の画像にもう片方を上下左右どちらにでも連結できます。
画像を連結する手順
先ほどのLINEのフォントサイズ設定の画面を使って説明します。
1.JTrimを開きます。
作業スペースに加工したい画像をドラッグ&ドロップか、「ファイル」→「開く」で画像を選んで設置します。
上部のファイルオープンのマークからも開いて呼び出せます。
2.「切り抜き」を使って画像の必要部分を切抜きます。
この場合はまず最初に、
最上部分の「設定(歯車)」マークと「ディスプレイ」というタイトルの箇所を切り抜いて、名前を付けて保存します。
3.再度手順1で設置した画像を呼び出し、今度は
赤枠で囲んだ「フォントサイズ」とその周辺の画像を「切り抜き」を使って切り抜きます。
4.手順3で切り抜いた画像はJTrimの作業スペース上にそのまま置いておき、手順2で切り抜いた
「設定(歯車)」マークと「ディスプレイ」というタイトルの画像
をその上に連結します。
■連結手順
(1)「編集」から「連結」を選びます。
(2)「連結」画面で連結する画像ファイルを「…」をクリックして呼び出します。
ここでは手順2で切り抜いた
「設定(歯車)」マークと「ディスプレイ」というタイトルの画像
になります。
(3)次に「連結方向」を選択します。
ここでは現在作業スペースにある画像の上に連結するので、「上へ」を選択します。
「OK」を押して仕上がった画像です。
このように簡単に画像を連結することができます。
画像を連結する際の参考にしてください。