交通機関の利用時にSUICAカードを使うのはすっかり定着しています。
目的地に着いて、いざ自動改札機にカードを当てて出ようとして初めて料金不足に気がつくことも結構ありますね。
自動改札機にカードをかざすだけで自動的に不足分をチャージしてくれたら、わざわざ不足料金支払い機の所に戻ってマニュアルで処理するわずらわしさを省けます。
SUICAカードのチャージを自動化する方法について説明します。
2種類のSUICAカード
SUICAカードにはいわゆるSUICAカードとSUICA機能付きビューカードがあります。
どちらもチャージの自動化(オートチャージ)が可能ですが、広く普及しているのは前者のSUICAカードです。
まず、こちらのカードについてオートチャージできるようにするステップを説明します。
SUICAカードのオートチャージ化手順
いわゆるSUICAカードは、記名式と無記名式の2種類があります。
オートチャージ化では、記名式を使用します。
持っているSUICAカードが記名式でない場合は記名式に切り替えます。
SUICAカードを記名式に切り替えるには
JR東日本の駅にSUICAカードを持って行き、「多機能券売機」を使用して記名式に変更します。
「みどりの窓口」がある駅なら、そこで記名式に切り替えることができます。
その段階でチャージ済みの金額は記名式カードに引き継がれますので、心配無用です。
ビューカードを申し込む
SUICAカードにはもともと口座振替機能がありません。
オートチャージするには口座とリンクした状態を作る必要があります。
そのために、ビューカードを使用します。
つまり、SUICAカードをビューカードと連携させて、オートチャージ可能にする仕組みです。
そこで、ビューカードを持っていない場合は、ビューカードを入手する必要があります。
ネット経由で申し込む、あるいはJR東日本の各駅で申込書を入手して申し込みます。
ネットの場合は、ネット上で必要事項に記入して申し込むと、最短1週間でビューカードが届きます。
ネットから申込書をダウンロードして記入・郵送、または駅で入手した申込書の郵送は最短2週間でビューカードが届きます。
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SUICAカードとビューカードを連携させてオートチャージ化
JR東日本の主要な駅(すべての駅ではない)に行くと、ビューアルッテ(VIEW ALTTE)というATMが設置されていて、簡単にSUICAカードにオートチャージ化機能を設定できます。
用意するものは、SUICAカードとビューカードです。
手順
以下、JR東日本のHPとビューアルッテを参考にした手順を示します。
ビューアルッテ(VIEW ALTTE)のディスプレー画面で
1.右側の「オートチャージ設定」を選択します。
2.次の画面で右下の「Suicaのリンク」を選択します。
3.次の画面で右下の「リンク設定/変更」を選択します。
4.次にSUICAカード挿入画面になるので、用意したSUICAカードを挿入します。
5.次にビューカード挿入画面になるので、用意したビューカードを挿入します。
6.キーボードを操作してビューカードの暗証番号を入力します。
7.リンク設定内容の確認画面になったら、内容に問題ないことを確認して「確認」ボタンを押します。
8.規約文章が表示されるので、一通り読んだ上で問題なければ「同意する」を押します。
これでSUICAカードとビューカードはリンクされました。
実際に使用するに当たって、
チャージ済み残金がいくら以下になったら、いくらの金額をオートチャージするかを設定する必要があります。
例えば、SUICAカード内残金が1,000円以下になったら3,000円をオートチャージする、などです。
上記ステップ8が終了すると、「オートチャージ」の画面になります。
9.「オートチャージ設定する」を選択します。
10.次の画面で、「お申し込み」を選択します。
11.次の画面でオートチャージについての規約文章が出てきますので、一通り確認したうえで「同意する」を押します。
12.オートチャージの金額設定画面になります。
・「オートチャージ入金実行金額」欄で、実際にオートチャージする金額を入力します。
上の例では、3,000円となります。
・「オートチャージ実行判定金額」欄で、SUICAカード内残金がいくらになったらオートチャージするかの金額を入力します。
上の例では、1,000円となります。
これら2種類の金額を入力し終わったったら、「確認」ボタンを押します。
13.ビューカード、引き続いてSUICAカードと利用明細書が出てきますので、受け取ります。
以上で、以後は残金が不足した場合、券売機でその都度現金を入金することなく、設定した条件に従って自動的にチャージされていきます。
少し遠出すると残金が「オートチャージ実行判定金額」以上あっても料金不足になりますが、その場合でも必要な金額を自動チャージしてくれるので、便利です。
ただし、使い過ぎにはくれぐれもご注意ですね!