以前、テレビの番組で歯周病の怖さについて取り上げられた内容を「歯周病の怖さを知っていますか?放っておくと命に係わります!」で紹介しました。
歯周病の怖さを知って以来、しっかり歯磨きをしなくてはとの思いから、先日いつものと違うハミガキを買いました。
値段はこれまで使ってきたハミガキの3倍もしますが、ともに「医薬部外品」であり「薬用ハミガキ」と表示されています。
この二つはどうして値段に3倍もの差があるのしょうか?
ハミガキは目的によって使い分ける
「薬用ハミガキ」と「医薬部外品」は同じです。
ハミガキ以外の他の商品でも、「薬用○○」と「医薬部外品」は同じということです。
左は安いハミガキで歯垢分解や口臭予防用。右は左の3倍の価格で歯周病予防用。
ハミガキの目的(用途)が違うと価格も違う
これまで使っていたハミガキAは1本の標準価格が270円です。
最近買ったハミガキBは1本の標準価格が700円です。
3倍近くの価格差があります。
ネット通販では多少のディスカウント価格で売られています。
私が買った大型ホームセンターでは、ハミガキAは半分の価格、ハミガキBは約2/3の価格で手に入れることが出来ました。
それにしても約3倍の価格差はどこから生じているのでしょうか?
ハミガキの目的に合わせて成分を使い分ける
ハミガキは基本的な成分と薬用成分から構成されています。
基本的な成分とは、
湿潤剤、清掃剤、粘結剤、発泡剤、安定剤、香味剤
などで、どのハミガキにもほぼ共通する部分です。
薬用成分こそが、そのハミガキの目的を果たすために必要なものであり、
それによって、価格差も出てきていると言っていいでしょう。
ハミガキAは
・フッ素で虫歯予防
・酵素で歯垢を分解・除去
・口臭を防ぐ
が期待される成分が含まれています。
ハミガキBは
・殺菌+血行促進&歯ぐき活性化で歯周病予防
が期待される成分になっています。
どちらも「虫歯予防」は共通ですが、
Aは歯垢、Bは歯周病
に重点を置いているのです。
Bの目的は歯周病予防にあり、その効果が期待される薬用成分を使っているため、それなりのコストが掛かり、高額になっていると推定されます。
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歯周病予防のハミガキを使ってみた
これまでのハミガキAはさわやかなミント味でしたが、今回のハミガキBはその味が強く(きつく、ただ不快ではない)明らかに効いていると感じさせる高級感ある味付け(?)です。
このあたり、作る側の上手な香味剤の使い分けがあるようです。
実際にどれくらい歯周病予防に効果があるかは、今のところわかりません。
もう少し使い込んで、歯周病らしき兆候さえ出てこなかったら、それなりの効果があると思ってもいいのかもしれません。
それが、具体的な効果として現れるか、感覚的なものに終わるかはわかりません。
しかし、これまでたまに歯ぐきが痛んだり、わずかな出血があったりしたので、それがなくなれば、このハミガキBを使い続けようと思っています。
なにしろ、若者の70%、中年の80%、シニアの90%は歯周病で、感染症の中で世界で最も多くの患者がいるというのですから、私にしても軽度の歯周病にかかっている可能性はないとはいえません。