年を取るにつれてひざ痛に悩むのは仕方がないと多くの人が思っています。
その通りなのですが、ひざ痛を予防したり緩和したりする方法がないものでしょうか?
5月27日のNHK「あさイチ」でひざ痛を取り上げていました。
その中で、ひざ痛の予防や緩和に太ももの筋肉強化が役立つと説明していました。
そこで登場したのが太極拳体操です。
前日、隣の町で太極拳祭りが開催されたこともあり、改めて太極拳のすばらしさを強く認識しました。
「あさイチ」で紹介されたひざ痛対策とは?
ひざ痛について「あさイチ」で紹介されていたのは、最近の研究によると年を取るとひざ関節の中に納まっていた半月板が徐々に外側にズレてはみ出してくるのだそうです。
そのためにひざの上下の骨がこすれやすくなり、痛みにつながると説明されていました。
半月板のズレは自覚症状がないので、やがて気が付いた時には深刻な状態になっていたりするのです。
太ももの筋肉を鍛えると半月板のズレの予防や緩和に効果ありの話です。
今までひざ痛にはグルコサミン、コンドロイチン、コラーゲン、プロテオグリカンなどのサプリメントとばかり思っていたのですが、なるほどね!って感じです。
太ももの筋力強化の方法として太極拳体操が取り上げられ、太極拳インストラクターの市来崎大祐さんの指導で「いす太極拳」のやり方が紹介されました。
その方法とは、
1.椅子に浅く腰を掛け、片方の足を前にまっすぐ伸ばしてかかとを床につける。
2.息を吸いながら伸ばした足のつま先を上に向け、同時に両手を組んで頭の上にあげる。
息を吐きながらつま先と手を元に戻す。
これを片足ずつ交互に10回で1セット、1日3セット行うことで太ももの筋肉が強化されるそうです。
こういうことって、良さそうだなあと思っても、毎日続ける人はとても少ないのです。
私も自信がありません。
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いっそのこと太極拳を始めてみては?
「あさイチ」の番組の前日に隣の町で太極拳祭りが開催され、その町と近隣の町の太極拳愛好者1,700人が参加しました。
老若男女、小さな子供から80歳台まで皆さん元気です。
(90歳台もいらっしゃるかと思いますが、未確認です。80歳台は、参加した私の友人の中に2人います)
一人で太極拳体操は続かなくても、太極拳なら続けられます。
その理由は、
1.指導者がいて学び続ける環境が整っている。
2.動作がゆっくりで、高齢者にも負担が少ない。
3.特に運動神経は必要ない。
4.健康にいい。
5.奥が深いので飽きない。
6.とにかく楽しい。
などいろいろあります。
特に「6.とにかく楽しい」は
・仲間との交流が楽しい。
・体の調子がよくなって楽しい。
・技量がレベルアップしていくのが楽しい。
・大会などで人前で演武するのが楽しい。
など、人それぞれに楽しみがあります。
今回の太極拳祭りで一番感動したのは、プログラムの最後にエキジビションとして実施されたベテランの高齢者による演武です。
まるでいぶし銀のように表演するその姿に、私もあのような演武ができるようになりたいものだとしみじみ思いました。
その人は、これまで何十年と太極拳を続けてきて、まだ学び足りないとおっしゃっていました。
本当に奥が深いのです。
ひざ痛のみだけでなく、心身の健康、人との有意義な交流のためにもこれからも学び続けていきたいと思います。